俳句一覧

俳句の一覧です。

Displaying 17901 - 18000 of 44855
俳句 作者 季語 季節 分類 年
かまきりのはひ渡る也鍋のつる 正岡子規 蟷螂 秋, 三秋 動物 1892
短夜や宿もとらずに又こよい 正岡子規 短夜 夏, 三夏 時候 1892
抱き上て麁相をわびるひゝな哉 正岡子規 雛 1892
鈴虫や小川の流れちかちかと 正岡子規 鈴虫 秋, 初秋 動物 1892
初松魚生れ変らば富士の龍 正岡子規 初鰹 夏, 初夏 動物 1892
桐の雨はせをの風や庵の空 正岡子規 芭蕉 秋, 初秋 植物 1892
盆程の庭の蒔繪や菊もみち 正岡子規 菊 秋, 三秋 植物 1892
姫杉の真赤に枯れしあつさ哉 正岡子規 暑 1892
春風やごみ吹きよせて不二の影 正岡子規 春風 1892
鷹鳩になる此頃の朧かな 正岡子規 1892
ふしか根の雪汁煮てや一夜酒 正岡子規 一夜酒 1892
山桜さく手際よりちる手際 正岡子規 山桜 春, 晩春 植物 1892
萬歳の顔のやつれや田植笠 正岡子規 万歳 生活 1892
並松へふし見に来たか閑古鳥 正岡子規 閑古鳥 1892
岩角にのつほり立つや月の鹿 正岡子規 鹿 秋, 三秋 動物 1892
旅人のもみちに暮れていそぎけり 正岡子規 紅葉 秋, 晩秋 植物 1892
何代の苔むす石が雪のした 正岡子規 雪の下 1892
日光に紅葉せぬ木はなかりけり 正岡子規 紅葉 秋, 晩秋 植物 1892
傘はいる若葉の底の家居哉 正岡子規 若葉 夏, 初夏 植物 1892
花守と同し男よ氷室守 正岡子規 氷室 夏, 晩夏 生活 1892
月細り細り盡して秋くれぬ 正岡子規 暮の秋 秋, 晩秋 時候 1892
討死の甲に匂ふあやめかな 正岡子規 あやめ 夏, 初夏 植物 1892
瓜持て片手にまねく子供哉 正岡子規 瓜 夏, 晩夏 植物 1892
笠負ふた僧の歸るや秋の山 正岡子規 秋の山 秋, 三秋 地理 1892
玉章を門でうけとる涼み哉 正岡子規 納涼 夏, 晩夏 生活 1892
ふじよりも立つ陽炎や春の空 正岡子規 春の月 春, 三春 天文 1892
萍や一日は同しところにて 正岡子規 萍 夏, 三夏 植物 1892
春雨や新しうなる小笹原 正岡子規 春の雨 春, 三春 天文 1892
老かはで藜の杖にのこしけり 正岡子規 藜 夏, 三夏 植物 1892
笈摺の重みになるなちる桜 正岡子規 1892
萩薄月に重なる夕かな 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 1892
芋の露硯の海に湛へけり 正岡子規 露 秋, 三秋 天文 1892
時は秋月にや老を契られし 正岡子規 月 秋, 三秋 天文 1892
白水の押し出す背戸や杜若 正岡子規 杜若 夏, 仲夏 植物 1892
白魚やそめ物洗ふすみた川 正岡子規 白魚 春, 初春 動物 1892
花火やむあとは露けき夜也けり 正岡子規 花火 秋, 初秋 生活 1892
夏菊や木曽の旅人やせにけり 正岡子規 夏菊 夏, 晩夏 植物 1892
涼しさや両手になでる雪の鬚 正岡子規 涼し 夏, 三夏 時候 1892
初秋を京にて見たり三日の月 正岡子規 初秋 秋, 初秋 時候 1892
夕月や笠きて歸る渡し守 正岡子規 夕月 1892
名月やうしろへまはる風の聲 正岡子規 名月 秋, 仲秋 天文 1892
百姓の秋はうつくし葉鷄頭 正岡子規 葉鶏頭 秋, 三秋 植物 1892
秋の蝶長柄の傘にとまりけり 正岡子規 秋の蝶 秋, 三秋 動物 1892
年玉に上の字を書く試筆哉 正岡子規 年玉 生活 1892
一声は夢よりはかな時鳥 正岡子規 時鳥 夏, 三夏 動物 1892
旅僧のもたれてあるく野分哉 正岡子規 野分 秋, 仲秋 天文 1892
うるはしや竹の子竹になりおふせ 正岡子規 筍 夏, 初夏 植物 1892
汐風にすがれて鳴くやきりきりす 正岡子規 蟋蟀 秋, 三秋 動物 1892
十六夜は待宵程に晴にけり 正岡子規 十六夜 秋, 仲秋 天文 1892
唐辛子赤き穗先をそろへけり 正岡子規 唐辛子 秋, 三秋 植物 1892
沈んだる苔も見ゆるやところてん 正岡子規 心太 夏, 三夏 生活 1892
朝霧や女と見えてたびの笠 正岡子規 霧 秋, 三秋 天文 1892
神に灯をあげて戻れば鹿の聲 正岡子規 鹿 秋, 三秋 動物 1892
紅葉せぬいはほも山もなかりけり 正岡子規 紅葉 秋, 晩秋 植物 1892
親にあふて一日秋を忘れけり 正岡子規 秋 秋, 三秋 時候 1892
陽炎や草くふ馬の鼻の穴 正岡子規 陽炎 春, 三春 天文 1892
雲の峯の麓に一人牛房引 正岡子規 1892
蚯蚓鳴けば蓑虫もなく夕哉 正岡子規 蚯蚓鳴く 秋, 三秋 動物 1892
なてしこの小石ましりに咲にけり 正岡子規 撫子 秋, 初秋 植物 1892
のせて見て団扇に書し甜瓜 正岡子規 甜瓜 夏, 晩夏 植物 1892
何げなく引けと鳴子のすさましき 正岡子規 鳴子 秋, 三秋 生活 1892
御白粉に白うよごれし菫かな 正岡子規 菫 春, 三春 植物 1892
ふんどしも白うなりけり衣がえ 正岡子規 更衣 夏, 初夏 生活 1892
五月雨やけふも上野を見てくらす 正岡子規 五月雨 夏, 仲夏 天文 1892
木枕に惟然泣く夜の長さ哉 正岡子規 夜長 秋, 三秋 時候 1892
鵜の首の蛇とも見へて恐ろしき 正岡子規 鵜 1892
何程の事かあるべき花の雨 正岡子規 花の雨 春, 晩春 天文 1892
女房によびおこされて花の春 正岡子規 初春 時候 1892
破れ笠月にさわりはなかりけり 正岡子規 月 秋, 三秋 天文 1892
雲雀野や眼障りになる不二の山 正岡子規 雲雀 春, 三春 動物 1892
あなかちに枯れるてもなし桐一葉 正岡子規 桐一葉 秋, 初秋 植物 1892
手のうらに蛍つめたき光哉 正岡子規 蛍 夏, 仲夏 動物 1892
やすやすと青葉になりて夏近 正岡子規 夏近し 春, 晩春 時候 1892
涼しさや馬も海向く淡井阪 正岡子規 涼し 夏, 三夏 時候 1892
名月や小牛のやうな沖の岩 正岡子規 名月 秋, 仲秋 天文 1892
葛の葉をふみ返したる別哉 正岡子規 1892
かけはしやあぶないとこに山つゝし 正岡子規 1892
時鳥不二の雪まだ六合目 正岡子規 時鳥 夏, 三夏 動物 1892
虻の影障子にうなる日永かな 正岡子規 日永 春, 三春 時候 1892
我庵に不二を吐き出す蟇の口 正岡子規 蟇 夏, 三夏 動物 1892
燈籠に人一人のかるさかな 正岡子規 燈籠 秋, 初秋 生活 1892
うかうかと来て鶯を逃しけり 正岡子規 鶯 春, 三春 動物 1892
大磯の町出はなれし月見哉 正岡子規 月見 秋, 仲秋 生活 1892
苗代やところところに不二のきれ 正岡子規 苗代 春, 晩春 地理 1892
雨こひや領分外の一くもり 正岡子規 雨乞 夏, 仲夏 生活 1892
澁鮎の岩關落す嵐かな 正岡子規 錆鮎 1892
雨風にますます赤し唐辛子 正岡子規 唐辛子 秋, 三秋 植物 1892
山寺に塩こぼし行くもみちかな 正岡子規 1892
團栗もかきよせらるゝ落葉哉 正岡子規 団栗 秋, 晩秋 植物 1892
箱庭の山へ上るや石たたき 正岡子規 鶺鴒 秋, 三秋 動物 1892
白過ぎてあはれ少し蓮の花 正岡子規 蓮の花 1892
泥水に夕顔の花よごれけり 正岡子規 夕顔 夏, 晩夏 植物 1892
兄の子の背丈のびたり門の松 正岡子規 門松 生活 1892
世の土用知らぬ木曽路の行脚哉 正岡子規 土用 夏, 晩夏 時候 1892
堀川の滿干のあとや蓼の花 正岡子規 蓼の花 秋, 初秋 植物 1892
朝顔は命の中のいのちかな 正岡子規 朝顔 秋, 初秋 植物 1892
すじかひにかげろふ門の蚊遣哉 正岡子規 蚊遣 1892
鹿のくびねぢけて細き月夜哉 正岡子規 鹿 秋, 三秋 動物 1892
出つ入つ薄の山と蘆の海 正岡子規 薄 1892
秋風にふりたて行くや鹿の角 正岡子規 秋風 秋, 三秋 天文 1892

ページ