俳句一覧

俳句の一覧です。

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俳句 作者 季語 季節 分類
書初の今年も拙かりけるよ 正岡子規 書初 生活 1897
障子あけて病間あり薔薇を見る 正岡子規 薔薇 , 初夏 植物 1897
おびたゞしく椿散けり馬繋 正岡子規 散椿 1897
古杉の中にくの木の若葉哉 正岡子規 若葉 , 初夏 植物 1897
蛇穴に入らんとして物におぢ心 正岡子規 蛇穴に入る , 仲秋 動物 1897
故郷近く夏橙を船に売る 正岡子規 夏蜜柑 , 三夏 植物 1897
かしの月誠がましき契哉 正岡子規 , 三秋 天文 1897
今日も伸び伸びけり藤の花 正岡子規 , 晩春 植物 1897
世の中よ鶴は放さぬ人心 正岡子規 1897
稻つんで子供載せたる車哉 正岡子規 稲車 1897
雨晴れて旅僧おこす月見哉 正岡子規 月見 , 仲秋 生活 1897
蝿を打ち蚊を焼き病む身罪深し 正岡子規 1897
月に望んで梅ありと思ふ江の南 正岡子規 1897
元日やしろかねの餅こかねの蜜柑 正岡子規 元日 時候 1897
蓮の實の飛ふや出離の一大事 正岡子規 1897
摘草の頃としなれば田甫哉 正岡子規 摘草 , 三春 生活 1897
昼寝して須磨に遊ばんか松島か 正岡子規 昼寝 , 三夏 生活 1897
つり鐘の蔕のところが澁かりき 正岡子規 , 晩秋 植物 1897
角海老の時計數へる夜長哉 正岡子規 夜長 , 三秋 時候 1897
夏川や水茶に適すさゝ濁り 正岡子規 夏川 1897
目をぬすみ小鰯ひろふ貧女哉 正岡子規 , 三秋 動物 1897
虚子に俗なし隣の三味に秋の聲 正岡子規 秋の声 , 三秋 天文 1897
気持よや行水過ぎて雨を見る 正岡子規 行水 , 晩夏 生活 1897
春雨や僧愚にして文珠を画く 正岡子規 春の雨 , 三春 天文 1897
雲の峯硯に蟻の上りけり 正岡子規 1897
炎天の道毒水にいでゝ渇す 正岡子規 炎天 , 晩夏 天文 1897
翠帳にさしたる月や畑の上 正岡子規 , 三秋 天文 1897
咲満る花に淋しき曇り哉 正岡子規 花曇 , 晩春 天文 1897
湯治場へ草の實多き山を下る 正岡子規 草の実 , 三秋 植物 1897
五月雨や足駄岩を踏で滝を見る 正岡子規 五月雨 , 仲夏 天文 1897
梅ちるや米とぐ女二三人 正岡子規 1897
雪院へ通ふ廊下の燈籠哉 正岡子規 燈籠 , 初秋 生活 1897
土用に入りて雨あり米の上るべく 正岡子規 土用 , 晩夏 時候 1897
書に倦んで野に出れば野の霞哉 正岡子規 , 三春 天文 1897
紅さした鯛に蠅飛ぶ殘暑哉 正岡子規 残暑 , 初秋 時候 1897
この熱さある時死ねと思ひけり 正岡子規 1897
古庭に芒散る菊の莟かな 正岡子規 , 三秋 植物 1897
柿買の裏門覗く屋敷かな 正岡子規 , 晩秋 植物 1897
撫子に褌乾く夕日哉 正岡子規 撫子 , 初秋 植物 1897
庭清水藤原村の七番戸 正岡子規 清水 , 三夏 地理 1897
煙硝の臭ひ残りぬ夏木立 正岡子規 夏木立 , 三夏 植物 1897
新年の棺に逢ひぬ夜中頃 正岡子規 新年 時候 1897
鹿笛の吹やんで人あらはるゝ 正岡子規 鹿笛 1897
旭に向いて空に棹さす秋の風 正岡子規 秋風 , 三秋 天文 1897
真桑尽きて更に心太をくはん哉 正岡子規 甜瓜 , 晩夏 植物 1897
草の戸や天長節の小豆飯 正岡子規 1897
松明持ちて春寒さうな丁哉 正岡子規 春寒し 1897
野の道や神輿に出あふ麦の秋 正岡子規 麦秋 1897
机二つ盆梅を隔てゝ話す 正岡子規 , 初春 植物 1897
朝寒や緑透いて見ゆ障子窓 正岡子規 朝寒 , 晩秋 時候 1897
裾山や雉子くゝりゆく杉の苗 正岡子規 , 三春 動物 1897
椎の實のまじる槻の落葉哉 正岡子規 椎の実 , 晩秋 植物 1897
小夜更て雛の鼓の聞えけり 正岡子規 1897
雜草の雨にぬれたる芙蓉哉 正岡子規 芙蓉 , 初秋 植物 1897
蚊の多き一新講の宿屋哉 正岡子規 , 三夏 動物 1897
庭涼し小流れ走る山の寺 正岡子規 涼し , 三夏 時候 1897
秋晴れて青く小さき筑波かな 正岡子規 秋晴 , 三秋 天文 1897
女ばかり土筆摘み居る野は浅し 正岡子規 土筆 , 仲春 植物 1897
蚊帳に別れ蚊に眠られぬ夜もありき 正岡子規 蚊帳 , 三夏 生活 1897
朝鮮の紅梅を手向け奉つる 正岡子規 紅梅 , 初春 植物 1897
温むより何やら萌ゆる水の底 正岡子規 水温む , 仲春 地理 1897
菊花壇の障子をあぶる西日哉 正岡子規 , 三秋 植物 1897
地震して温泉涸れし町の夜寒哉 正岡子規 夜寒 , 晩秋 時候 1897
家康の魂ひやゝかに杉木立 正岡子規 冷やか , 仲秋 時候 1897
秋夕柱鳴る庵に事あらん 正岡子規 秋の夕 1897
鍾鬼画く鍛治屋か裏の幟かな 正岡子規 , 初夏 生活 1897
獄を出て浴衣着て腕さすりたる 正岡子規 浴衣 , 三夏 生活 1897
藻の花を少し入れたり桶の鮒 正岡子規 藻の花 , 仲夏 植物 1897
灯消えんとすれば雁鳴き雨來る 正岡子規 雁が音 1897
虻よりも小き蝶の飛んで居る 正岡子規 , 三春 動物 1897
市川の渡し渡れば雲雀哉 正岡子規 雲雀 , 三春 動物 1897
家土産の松蕈匂ふ夜汽車哉 正岡子規 松茸 , 晩秋 植物 1897
拔けんとして拔け得ず死る秋の蝉 正岡子規 秋の蝉 , 初秋 動物 1897
野分やんで飄亭來る夜明哉 正岡子規 野分 , 仲秋 天文 1897
鉢植に莟久しき椿哉 正岡子規 椿 , 三春 植物 1897
土用干や本箱に虫のひそみたる 正岡子規 土用干 1897
出て見れば南の山を焼きにけり 正岡子規 1897
鶯もよい時来たり庵の閑 正岡子規 , 三春 動物 1897
あたゝかな窓に風邪の名残かな 正岡子規 暖か , 三春 時候 1897
夏の月隣の琴の引きやみぬ 正岡子規 夏の月 , 三夏 天文 1897
牡丹剪るべく手を傷つけぬ張麗華 正岡子規 牡丹 , 初夏 植物 1897
書を干すや昔わが張りし不審紙 正岡子規 曝書 1897
蝦夷にある子に手紙書く夜寒哉 正岡子規 夜寒 , 晩秋 時候 1897
冴え返る音や霰の十粒程 正岡子規 冴返る , 初春 時候 1897
書初や尊円親王の流を汲む 正岡子規 書初 生活 1897
椿ちりて泥にふみこむ上り阪 正岡子規 散椿 1897
滝二筋若葉の上に見ゆる哉 正岡子規 若葉 , 初夏 植物 1897
秋高く花車空に竝ぶ城の北 正岡子規 秋高し , 三秋 天文 1897
蛇穴に入りけり菌生えにけり 正岡子規 蛇穴に入る , 仲秋 動物 1897
稻正に二百十日の花曇り 正岡子規 稲の花 , 初秋 植物 1897
人の庭のものとはなりぬ月の松 正岡子規 , 三秋 天文 1897
藤棚や池をめぐりて屈曲す 正岡子規 , 晩春 植物 1897
一人おきに男女の踊哉 正岡子規 , 初秋 生活 1897
入營を親父見送る朝まだき 正岡子規 1897
一人置きに女のまじる踊かな 正岡子規 , 初秋 生活 1897
君下戸か彌助か菓子か小便か 正岡子規 1897
中将の娘見初る競馬かな 正岡子規 1897
蝿打を持て居眠るみとりかな 正岡子規 1897
月二更廊下に満つる梅の影 正岡子規 1897
うつくしき胡蝶を網す嬉しさよ 正岡子規 胡蝶 1897

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