俳句一覧

俳句の一覧です。

Displaying 1401 - 1500 of 44855
俳句 作者 季語 季節 分類 年
手拭に瓜三本をくゝりけり 正岡子規 瓜 夏, 晩夏 植物 1900
川狩や仏の顔の見えぬ夜に 正岡子規 川狩 夏, 三夏 生活 1900
墨水は燈籠もこはくおぼすらん 正岡子規 燈籠 秋, 初秋 生活 1900
灰の中に落てよこれぬ初暦 正岡子規 初暦 生活 1900
一門は皆四位五位の茂り哉 正岡子規 茂 夏, 三夏 植物 1900
菖蒲湯や病おこたるかんの君 正岡子規 菖蒲湯 夏, 仲夏 生活 1900
薄物を夜の葵にかぶせばや 正岡子規 花葵 1900
晝の露を追ひ落したる夜の露 正岡子規 露 秋, 三秋 天文 1900
こほろぎや翌の大根を刻む音 正岡子規 蟋蟀 秋, 三秋 動物 1900
苗代の濁り流れて芹の花 正岡子規 苗代 春, 晩春 地理 1900
木の芽ふく庭の鳥籠や猫来る 正岡子規 木の芽 春, 三春 植物 1900
福壽草の蕾をいぢる机かな 正岡子規 福寿草 植物 1900
天を刺す松の緑や夏近し 正岡子規 行く春 春, 晩春 時候 1900
羅の袖ひるがへす舞子かな 正岡子規 羅 夏, 晩夏 生活 1900
崖に倚る塔や伽藍や秋の山 正岡子規 秋の山 秋, 三秋 地理 1900
蚊を焼くとて蚊帳を焼いてしまいけり 正岡子規 蚊帳 夏, 三夏 生活 1900
伏して念ふ雛の如き御契 正岡子規 雛 1900
鶯の根岸の里や蜆汁 正岡子規 蜆 春, 三春 動物 1900
鼾声雷ノ如シ蚊にくはれ居る酔倒れ 正岡子規 蚊 夏, 三夏 動物 1900
春寒く痰の薬をもらひけり 正岡子規 春寒し 1900
子に伝ふ笛の秘曲や梅の月 正岡子規 梅 春, 初春 植物 1900
洗ひ鯉山紫水明楼の夕 正岡子規 洗膾 夏, 三夏 生活 1900
百ヶ日杉の落葉を掃ひけり 正岡子規 1900
初春や赤裝束の牛童 正岡子規 初春 時候 1900
野に出でゝ写生する春となりにけり 正岡子規 春 春, 三春 時候 1900
藻の花や鮒つる人の気の長さ 正岡子規 藻の花 夏, 仲夏 植物 1900
ならはせのいちごくひけり肉の後 正岡子規 苺 夏, 初夏 植物 1900
蛙なく苗代小田となりにけり 正岡子規 蛙 春, 三春 動物 1900
初芝居見て來て曠著いまだ脱がず 正岡子規 初芝居 生活 1900
田の中や芹摘みて去る足の跡 正岡子規 芹 春, 三春 植物 1900
龍となり虎となり月の雲一片 正岡子規 月 秋, 三秋 天文 1900
心よき薔薇のずは枝や二尺あまり 正岡子規 薔薇 夏, 初夏 植物 1900
束髪にして袴つけたり薔薇の花 正岡子規 薔薇 夏, 初夏 植物 1900
柿の花八十八を祝ひけり 正岡子規 柿の花 夏, 仲夏 植物 1900
攝待や芝居のやうな子順禮 正岡子規 摂待 秋, 初秋 行事 1900
朝顏の枯し垣根や葉鷄頭 正岡子規 葉鶏頭 秋, 三秋 植物 1900
銀屏や崩れんとする白牡丹 正岡子規 牡丹 夏, 初夏 植物 1900
松葉散る白砂道や三穂神社 正岡子規 1900
雛棚や雛の中の小雪洞 正岡子規 雛祭 春, 仲春 生活 1900
吾折々死なんと思ふ朧かな 正岡子規 朧 春, 三春 天文 1900
髯のある雜兵ともや冬の陣 正岡子規 冬 冬, 三冬 時候 1900
蝿打つて座禅の心乱れけり 正岡子規 1900
大森や海苔取る頃の朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 1900
橋杭の間を漕ぎ出る花見舟 正岡子規 花見 春, 晩春 生活 1900
瓜くれて瓜盗まれし話かな 正岡子規 瓜 夏, 晩夏 植物 1900
古庭やいろいろの鉢いろいろの芽 正岡子規 草の芽 春, 仲春 植物 1900
行秋や病氣見舞の青蜜柑 正岡子規 青蜜柑 秋, 三秋 植物 1900
五百枝茂る榊の下の御契 正岡子規 茂 夏, 三夏 植物 1900
甲乙の露まとまりて落ちにけり 正岡子規 露 秋, 三秋 天文 1900
中垣や行きあふ猫のいどみ顔 正岡子規 猫の恋 春, 初春 動物 1900
こほろぎや隣へくゝる壁の穴 正岡子規 蟋蟀 秋, 三秋 動物 1900
仏壇の山吹散りし茶湯哉 正岡子規 山吹 春, 晩春 植物 1900
苗代へ分るゝ水の目高哉 正岡子規 苗代 春, 晩春 地理 1900
水草に白き花咲く沼の月 正岡子規 水草の花 夏, 三夏 植物 1900
牡丹の芽ひたふる霜を恐れけり 正岡子規 木の芽 春, 三春 植物 1900
窓掛の房さがりけり福壽草 正岡子規 福寿草 植物 1900
霞む日の海に釣して舟の酔 正岡子規 霞 春, 三春 天文 1900
行く春の山吹散つて蝶白し 正岡子規 行く春 春, 晩春 時候 1900
剪らんとす白蓮に手の届かざる 正岡子規 白蓮 1900
羅の頭巾や老の童顔 正岡子規 羅 夏, 晩夏 生活 1900
秋の山北を固めの砦かな 正岡子規 秋の山 秋, 三秋 地理 1900
春蘭や無名の筆の俗ならず 正岡子規 春蘭 春, 仲春 植物 1900
泥深く蛤ひそむ余寒哉 正岡子規 余寒 春, 初春 時候 1900
右の手の紛失したり古雛 正岡子規 雛 1900
月人ハ逝イテ麦人春寒シ 正岡子規 春寒し 1900
ハロを見る秋の夕日や八郎湖 正岡子規 秋の夕日 1900
日の旗に立てかふる夜の明け易き 正岡子規 1900
梅及び柳さしたる手桶かな 正岡子規 梅 春, 初春 植物 1900
琵琶亭に一座の客や洗ひ鯉 正岡子規 洗膾 夏, 三夏 生活 1900
ころ柿も一年ぶりや淡路島 正岡子規 柿 秋, 晩秋 植物 1900
白椿落ちて腐りし日数かな 正岡子規 落椿 1900
銭なくて恋する春の旅籠哉 正岡子規 春 春, 三春 時候 1900
釣針のひつかゝりたる花藻哉 正岡子規 藻の花 夏, 仲夏 植物 1900
新海苔の市に上りぬ初桜 正岡子規 初桜 春, 仲春 植物 1900
ハンケチの赤く染みたるいちご哉 正岡子規 苺 夏, 初夏 植物 1900
杯盤狼藉蜜柑の皮のところどころ 正岡子規 蜜柑 冬, 三冬 植物 1900
芹生えし泥溝の流れや菖蒲の芽 正岡子規 芹 春, 三春 植物 1900
春風や扇流しの裾模様 正岡子規 春風 1900
道ばたの堀かけ井や夏の月 正岡子規 夏の月 夏, 三夏 天文 1899
海棠やともし火うつる閨の窓 正岡子規 海棠 春, 晩春 植物 1899
胡瓜生節善き酒ありて俗ならず 正岡子規 胡瓜 夏, 晩夏 植物 1899
カナリヤに餌やる蚕飼の暇かな 正岡子規 蚕飼 春, 晩春 生活 1899
庭に出でゝ物種蒔くや病上り 正岡子規 種蒔 春, 晩春 生活 1899
安房へ來て鰯に飽きし脚氣哉 正岡子規 鰯 秋, 三秋 動物 1899
蜂の巣のありて蜂飛ぶ竹格子 正岡子規 蜂 春, 三春 動物 1899
新米の市に出でたる相場かな 正岡子規 新米 秋, 晩秋 生活 1899
明月やともし火見えて遠き森 正岡子規 名月 秋, 仲秋 天文 1899
釜こげる柚子の上味噌つめたかり 正岡子規 柚味噌 秋, 晩秋 生活 1899
年若き肌うつくし水祝 正岡子規 水祝 生活 1899
月の雨天氣豫報のあたりけり 正岡子規 無月 秋, 仲秋 天文 1899
床の間の牡丹の闇や時鳥 正岡子規 時鳥 夏, 三夏 動物 1899
つゝじ咲く庭や昔の御本陣 正岡子規 1899
巣立して鳰も居らざるから巣哉 正岡子規 巣立 1899
お寺より月見の芋をもらひけり 正岡子規 月見 秋, 仲秋 生活 1899
汽車を見る崖の茶店や花芒 正岡子規 薄 1899
木槿さくや寺のうしろの貧乏町 正岡子規 木槿 秋, 初秋 植物 1899
十年の苦学を想ふ蛍哉 正岡子規 蛍 夏, 仲夏 動物 1899
茶を飮で菊の根分の疲哉 正岡子規 摘草 春, 三春 生活 1899
鮒膾草津の駅は荒れにけり 正岡子規 鮒膾 春, 三春 生活 1899
ネハン経めでたくかしくと結びけり 正岡子規 涅槃会 春, 仲春 行事 1899

ページ