摂待

「七月一日より心ざしのため行ふ」と初学抄にある。陰暦七月、秋風は立ちそめてもまだ暑く片陰が恋しい。寺詣をする人、特に遍路のために、寺門や往来に摂待所を設け、湯茶や食物を用意し人々の休むにまかせた。細々とした生活用品を提供したり、散髪などの奉仕もあった。

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