俳句一覧

俳句の一覧です。

Displaying 1601 - 1700 of 44855
俳句 作者 季語 季節 分類 年
かしこまる角力取供や夏羽織 正岡子規 夏羽織 夏, 三夏 生活 1899
鳰の子の泳ぎぞめする濁りかな 正岡子規 1899
蕗長く茄子の籠の上荷かな 正岡子規 茄子 夏, 晩夏 植物 1899
團洲の似顔愛づるや菊細工 正岡子規 1899
梨に飽きて葡萄を好む病哉 正岡子規 葡萄 秋, 仲秋 植物 1899
蓬莱の小さき山を崩しけり 正岡子規 蓬莱 生活 1899
庭の草に鳴かざる蟲を放ちけり 正岡子規 虫 秋, 三秋 動物 1899
尻焦けし柚味噌の釜や古疊 正岡子規 柚味噌 秋, 晩秋 生活 1899
秋海棠の小庭に滿つる濕地哉 正岡子規 秋海棠 秋, 初秋 植物 1899
盗みくふ林檎に腹をいためけり 正岡子規 林檎 秋, 晩秋 植物 1899
古庭の古き匂ひや沈丁花 正岡子規 沈丁花 春, 三春 植物 1899
麦畑の南に低し朧月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 1899
蜊得て舟に戻るや汐干狩 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
新米の市に出でたる相場かな 正岡子規 新米 秋, 晩秋 生活 1899
初暦一枚あけてなかめけり 正岡子規 初暦 生活 1899
明月や灯の無き町を通りけり 正岡子規 名月 秋, 仲秋 天文 1899
たらし髪羽子遣るあこに菓子やらん 正岡子規 1899
買ふて來た菊を見せたる手燭哉 正岡子規 菊 秋, 三秋 植物 1899
稻妻や一本杉の右左 正岡子規 稲妻 秋, 三秋 天文 1899
枯れし木の枯れざる枝に若芽哉 正岡子規 木の芽 春, 三春 植物 1899
海棠の鉢をかゝへて歩行きけり 正岡子規 海棠 春, 晩春 植物 1899
鉢植の牡丹もらひし病哉 正岡子規 牡丹 夏, 初夏 植物 1899
此村は帝国党や瓜茄子 正岡子規 瓜 夏, 晩夏 植物 1899
屋根低き物置小屋や桐の花 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
水鳥に水鳥の巣は知られけり 正岡子規 水鳥の巣 夏, 三夏 動物 1899
鴨の子の羽ばたきしたる浅み哉 正岡子規 子鴨 1899
雨晴れて山吹黄なる蕾哉 正岡子規 山吹 春, 晩春 植物 1899
小道して廓に出でぬ春の月 正岡子規 春の月 春, 三春 天文 1899
烏帽子著た人ばかり也初霞 正岡子規 初霞 天文 1899
蕃椒廣長舌をちゞめけり 正岡子規 唐辛子 秋, 三秋 植物 1899
見下せば灯の無き町の夜寒哉 正岡子規 夜寒 秋, 晩秋 時候 1899
鬼灯を鳴らしやめたる唱歌哉 正岡子規 鬼灯 秋, 初秋 植物 1899
夕餉すみて濱の散歩や鰯網 正岡子規 鰯 秋, 三秋 動物 1899
野に近き根岸の庭や鵙落し 正岡子規 鵙 秋, 三秋 動物 1899
雜煮くふて第一號をいはひけり 正岡子規 雑煮 生活 1899
潮州の碑の石摺や蘭の花 正岡子規 蘭 秋, 仲秋 植物 1899
蜂の巣や人の到らぬ堂の裏 正岡子規 蜂 春, 三春 動物 1899
白はえや写字する窓の時明り 正岡子規 白南風 夏, 晩夏 天文 1899
百姓の背戸に咲けり杜若 正岡子規 杜若 夏, 仲夏 植物 1899
風引の男に水を祝ひけり 正岡子規 水祝 生活 1899
年徳と布袋とどつと笑ひけり 正岡子規 新年 時候 1899
蒲団著て手紙書く也春の風邪 正岡子規 春 春, 三春 時候 1899
春寒き南近江や鮒鱠 正岡子規 春寒し 1899
夏草や自転車の輪立犬の糞 正岡子規 夏草 夏, 三夏 植物 1899
贈られし鮒を膾につくりけり 正岡子規 鮒膾 春, 三春 生活 1899
紫の花に刺ある薊哉 正岡子規 薊 春, 晩春 植物 1899
草市の蓮にたまる埃かな 正岡子規 草市 1899
草市や柳の下の燈籠店 正岡子規 草市 1899
俳諧の西の奉行や月の秋 正岡子規 月 秋, 三秋 天文 1899
氷張る谷の小川や水ぬるむ 正岡子規 水温む 春, 仲春 地理 1899
宿取りて淋しき宵や柿を喰ふ 正岡子規 柿 秋, 晩秋 植物 1899
剥製の山鳥の尾や春の風 正岡子規 春風 1899
吝き人の善き柿得たる接木哉 正岡子規 接木 春, 仲春 生活 1899
ちりかゝる松の落葉や夏羽織 正岡子規 夏羽織 夏, 三夏 生活 1899
飾りかけし馬車集ひけり日本橋 正岡子規 初荷 生活 1899
鳰の子の親の真似して潜りけり 正岡子規 1899
早蕨の手も握られす此別れ 正岡子規 蕨 春, 仲春 植物 1899
墓參の歸りを行くや菊細工 正岡子規 1899
紫の玉累々と葡萄哉 正岡子規 葡萄 秋, 仲秋 植物 1899
蓬莱の蜜柑ころげし座敷哉 正岡子規 蓬莱 生活 1899
籠の虫の鳴かざるを庭に放ちけり 正岡子規 虫 秋, 三秋 動物 1899
柚味噌燒く雨の夕や菊百句 正岡子規 柚味噌 秋, 晩秋 生活 1899
秋海棠妹が好みの小庭哉 正岡子規 秋海棠 秋, 初秋 植物 1899
胃痛癒えて林檎の來る嬉しさよ 正岡子規 林檎 秋, 晩秋 植物 1899
貝のつきし岩あらはるゝ汐干哉 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
新米や妻に櫛買ふ小百姓 正岡子規 新米 秋, 晩秋 生活 1899
初暦五月の中に死ぬ日あり 正岡子規 初暦 生活 1899
木犀の香や名月は曇りけり 正岡子規 名月 秋, 仲秋 天文 1899
もろともに帰れと鶸を放ちけり 正岡子規 鳥帰る 春, 仲春 動物 1899
遣羽子に負けてくやしき夕餉哉 正岡子規 1899
赤菊をそへし柚味噌の贈物 正岡子規 菊 秋, 三秋 植物 1899
畑になる侍町や秋茄子 正岡子規 秋茄子 秋, 仲秋 植物 1899
稻妻や南に晴れし盆の月 正岡子規 稲妻 秋, 三秋 天文 1899
枯れし木の枯れざる枝や芽をふきぬ 正岡子規 木の芽 春, 三春 植物 1899
海棠の鉢植置きし衣桁哉 正岡子規 海棠 春, 晩春 植物 1899
水清く瓜清き里に隠れけり 正岡子規 瓜 夏, 晩夏 植物 1899
稻妻の遠くに光る月夜かな 正岡子規 月夜 1899
日光の古き宿屋や桐の花 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
鴨の子を二つ握りし童かな 正岡子規 子鴨 1899
春の月恋する人を照しけり 正岡子規 春の月 春, 三春 天文 1899
贋筆をかけて灯ともす夜寒哉 正岡子規 夜寒 秋, 晩秋 時候 1899
大漁の鰯拾ふて戻りけり 正岡子規 鰯 秋, 三秋 動物 1899
筆談の客と主や蘭の花 正岡子規 蘭 秋, 仲秋 植物 1899
蜂を飼ふ隣は蜂を憎む哉 正岡子規 蜂 春, 三春 動物 1899
白栄や写本の窓の時明り 正岡子規 白南風 夏, 晩夏 天文 1899
婆つれし佛詣りや稻曇 正岡子規 稲 秋, 三秋 植物 1899
背戸並ふ小家小家や桃の花 正岡子規 桃の花 春, 晩春 植物 1899
歌かるた女ばかりの夜は更けぬ 正岡子規 歌留多 生活 1899
蜜柑くふて咳入春の風邪哉 正岡子規 春 春, 三春 時候 1899
春寒き手を握りたる別哉 正岡子規 春寒し 1899
かたまりて黄なる花さく夏野哉 正岡子規 夏野 夏, 三夏 地理 1899
鮒膾草津の駅は荒れにけり 正岡子規 鮒膾 春, 三春 生活 1899
警報を傳ふる村や鰯引 正岡子規 鰯引く 秋, 三秋 生活 1899
妻を呼ぶ籠の鶉や庭の萩 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 1899
庭荒れて萩の亂れをつくろはず 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 1899
草市や燈籠白き夕まくれ 正岡子規 草市 1899
打捨し辨當のからや秋の蠅 正岡子規 秋の蠅 秋, 三秋 動物 1899
紅梅や匠か宿の古烏帽子 正岡子規 紅梅 春, 初春 植物 1899
禪堂や月さし入るゝ甃 正岡子規 月 秋, 三秋 天文 1899
浮き上る泥鰌の泡や水ぬるむ 正岡子規 水温む 春, 仲春 地理 1899

ページ