俳句一覧

俳句の一覧です。

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俳句 作者 季語 季節 分類 年
柿もくはて隨問隨答を草しけり 正岡子規 柿 秋, 晩秋 植物 1899
柿を入れし帽子小脇にかゝへけり 正岡子規 柿 秋, 晩秋 植物 1899
柿店に馬繋ぎたる騎兵哉 正岡子規 柿 秋, 晩秋 植物 1899
樽柿を握るところを寫生哉 正岡子規 柿 秋, 晩秋 植物 1899
澁柿の木蔭に遊ぶ童哉 正岡子規 柿 秋, 晩秋 植物 1899
癒えんとして柿くはれぬそ小淋しき 正岡子規 柿 秋, 晩秋 植物 1899
胃を病んで柿をくはれぬいさめ哉 正岡子規 柿 秋, 晩秋 植物 1899
醉さめや戸棚を探る柿二つ 正岡子規 柿 秋, 晩秋 植物 1899
風呂敷をほどけば柿のころげゝり 正岡子規 柿 秋, 晩秋 植物 1899
昔爺と婆と住みけり桃の花 正岡子規 桃の花 春, 晩春 植物 1899
白桃や日永うして西王母 正岡子規 桃の花 春, 晩春 植物 1899
百姓の娘うつくし桃の花 正岡子規 桃の花 春, 晩春 植物 1899
盗或る夜桃の小村を掠め去る 正岡子規 桃の花 春, 晩春 植物 1899
背戸並ふ小家小家や桃の花 正岡子規 桃の花 春, 晩春 植物 1899
十年の狂態今に案山子哉 正岡子規 案山子 秋, 三秋 生活 1899
徳利の頬冠する案山子哉 正岡子規 案山子 秋, 三秋 生活 1899
古庭や桐の花散る井戸の蓋 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
唐紙や銀箔兀し桐の花 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
城跡や麦の畑の桐の花 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
塀の内に桐の花咲く明地哉 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
屋根低き物置小屋や桐の花 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
日光の古き宿屋や桐の花 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
桐の花めでたき事のある小家 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
桐老いて琴にもならず花咲きぬ 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
花桐の蒔絵ゆかしき手箱哉 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
花桐や賞を賜はる村の長 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
花桐を蒔絵にしたる手箱哉 正岡子規 桐の花 夏, 初夏 植物 1899
子を負ふた手に桜持つうしろ哉 正岡子規 桜 春, 晩春 植物 1899
弁天の楼門赤き桜哉 正岡子規 桜 春, 晩春 植物 1899
料理屋の紅梅散りて桜哉 正岡子規 桜 春, 晩春 植物 1899
行き行きて桜なくなる堤哉 正岡子規 桜 春, 晩春 植物 1899
市へ行く植木車や桜草 正岡子規 桜草 春, 晩春 植物 1899
惜気なく梅折りくれぬ寺男 正岡子規 梅 春, 初春 植物 1899
星消えて暁梅の寒さかな 正岡子規 梅 春, 初春 植物 1899
梅咲て手を続きかへし仏哉 正岡子規 梅 春, 初春 植物 1899
水辺の梅を画きし屏風哉 正岡子規 梅 春, 初春 植物 1899
玉のやうな子をたび給へ梅の神 正岡子規 梅 春, 初春 植物 1899
白梅や机据ゑたる窓の外 正岡子規 梅 春, 初春 植物 1899
苔多き梅の老木や二三輪 正岡子規 梅 春, 初春 植物 1899
梅干すや庭にしたゝる紫蘇の汁 正岡子規 梅干す 1899
紅梅の散りし軒端や雲雀籠 正岡子規 1899
ザボンより大きな梨をもらひけり 正岡子規 梨 秋, 三秋 植物 1899
大きなる梨を包みし袱紗哉 正岡子規 梨 秋, 三秋 植物 1899
徒歩で行く大師詣や梨の花 正岡子規 梨の花 春, 晩春 植物 1899
二枝の椿くねりて活けられず 正岡子規 椿 春, 三春 植物 1899
投入の椿山吹調和せず 正岡子規 椿 春, 三春 植物 1899
投入や椿山吹調和せず 正岡子規 椿 春, 三春 植物 1899
蓑掛けて椿活けたる書斎哉 正岡子規 椿 春, 三春 植物 1899
軸掛けて椿活けたる忌日哉 正岡子規 椿 春, 三春 植物 1899
歌かるた女ばかりの夜は更けぬ 正岡子規 歌留多 生活 1899
歌かるた戀ならなくに胴氣哉 正岡子規 歌留多 生活 1899
蓬莱の一間明るし歌かるた 正岡子規 歌留多 生活 1899
雪残る頂一つ国境 正岡子規 残雪 春, 仲春 地理 1899
ぬるむかと寄れは清水の氷哉 正岡子規 水温む 春, 仲春 地理 1899
上水のぬるみし粥の名残哉 正岡子規 水温む 春, 仲春 地理 1899
水ぬるむ南に鯉のつどひけり 正岡子規 水温む 春, 仲春 地理 1899
水草は底にもゆらん水温む 正岡子規 水温む 春, 仲春 地理 1899
氷張る谷の小川や水ぬるむ 正岡子規 水温む 春, 仲春 地理 1899
浮き上る泥鰌の泡や水ぬるむ 正岡子規 水温む 春, 仲春 地理 1899
薹の立つ菜を洗ひけり温む水 正岡子規 水温む 春, 仲春 地理 1899
裏溝やお玉杓子の水ぬるむ 正岡子規 水温む 春, 仲春 地理 1899
馬の沓沈みてぬるむ清水哉 正岡子規 水温む 春, 仲春 地理 1899
水無月の杉の雫や二荒山 正岡子規 水無月 夏, 晩夏 時候 1899
おとつれる昔念者や水祝 正岡子規 水祝 生活 1899
つめたくて嬉しきものや水祝 正岡子規 水祝 生活 1899
存分に水祝はゝや思ひ妻 正岡子規 水祝 生活 1899
尋常に水祝はれん酒の醉 正岡子規 水祝 生活 1899
年若き肌うつくし水祝 正岡子規 水祝 生活 1899
心安き友やしたゝか水祝 正岡子規 水祝 生活 1899
樽提けて宵寐起すや水祝 正岡子規 水祝 生活 1899
水祝戀の敵と名のりけり 正岡子規 水祝 生活 1899
門口や這入る處を水祝 正岡子規 水祝 生活 1899
風引の男に水を祝ひけり 正岡子規 水祝 生活 1899
水鳥に水鳥の巣は知られけり 正岡子規 水鳥の巣 夏, 三夏 動物 1899
橋詰や此頃出来し氷店 正岡子規 1899
二舟に汐干の連を分ちけり 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
末の子や汐干の留守の雛遊 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
汐干より今帰りたる隣哉 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
汐干狩の窓通りけり窓の外 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
汐干狩の舟通りけり窓の外 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
汽車に乗て汐干の浜を通りけり 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
海苔取の知らず顔なる汐干哉 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
紅のもすそかゝげぬ汐干人 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
蜊得て舟に戻るや汐干狩 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
貝のつきし岩あらはるゝ汐干哉 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
雲に入る汐干の人や安房の山 正岡子規 汐干狩 春, 晩春 生活 1899
古庭の古き匂ひや沈丁花 正岡子規 沈丁花 春, 三春 植物 1899
ビードロに洗ひ鱸を並べけり 正岡子規 洗膾 夏, 三夏 生活 1899
何鳥と知らぬ浮巣の卵かな 正岡子規 浮巣 1899
海棠に遊ぶ二人の禿哉 正岡子規 海棠 春, 晩春 植物 1899
海棠に鏡立てたる化粧哉 正岡子規 海棠 春, 晩春 植物 1899
海棠に障子明けたる化粧哉 正岡子規 海棠 春, 晩春 植物 1899
海棠に鼾の細き美人哉 正岡子規 海棠 春, 晩春 植物 1899
海棠の鉢をかゝへて歩行きけり 正岡子規 海棠 春, 晩春 植物 1899
海棠の鉢植置きし衣桁哉 正岡子規 海棠 春, 晩春 植物 1899
海棠やきのふ娶りし宿の妻 正岡子規 海棠 春, 晩春 植物 1899
海棠やともし火うつる閨の窓 正岡子規 海棠 春, 晩春 植物 1899
海苔を干す家ばかり也南向 正岡子規 海苔 春, 初春 植物 1899
画にかきし海苔採り舟の女哉 正岡子規 海苔 春, 初春 植物 1899
ネハン会の日を開帳の初哉 正岡子規 涅槃会 春, 仲春 行事 1899

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