俳句一覧

俳句の一覧です。

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俳句 作者 季語 季節 分類 年
水草に触れたる水棹哉 正岡子規 水草の花 夏, 三夏 植物 1900
海苔漉を見による梅の廻り道 正岡子規 海苔 春, 初春 植物 1900
古扇物書き散らし捨てにけり 正岡子規 1900
もらひ鯛もらひ鯉春の厨哉 正岡子規 春 春, 三春 時候 1900
春寒き寒暖計や水仙花 正岡子規 春寒し 1900
木槲の落葉掃きたる茶の日哉 正岡子規 1900
蟹を得つ新年會の殘り酒 正岡子規 新年 時候 1900
夏籠や仏刻まむ志 正岡子規 夏籠 1900
土饅頭萩も芒もなかりけり 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 1900
團十郎の眼玉蜻蛉の眼玉かな 正岡子規 蜻蛉 秋, 三秋 動物 1900
福引の曉鐘と題す包哉 正岡子規 福引 生活 1900
塵取に押し込む桐の廣葉かな 正岡子規 桐一葉 秋, 初秋 植物 1900
今もある恋の棚橋鳴く蛙 正岡子規 蛙 春, 三春 動物 1900
蜘蛛の子を散らすなかれと伏魔殿 正岡子規 蜘蛛 夏, 三夏 動物 1900
菜の花や駅から駅へ三里半 正岡子規 菜の花 春, 晩春 植物 1900
藻の花や鮒つる人の気の長さ 正岡子規 藻の花 夏, 仲夏 植物 1900
まだ青きいちごや花の咲き残り 正岡子規 苺 夏, 初夏 植物 1900
竹の子の子もつどふ祝哉 正岡子規 筍 夏, 初夏 植物 1900
追込の小鳥靜まる秋の雨 正岡子規 秋雨 1900
鉢植の梅の実黄なり時鳥 正岡子規 時鳥 夏, 三夏 動物 1900
畑打や大根花咲く傍に 正岡子規 畑打 春, 三春 生活 1900
紫の蒲団に座る春日かな 正岡子規 1900
風引きし初卯參りの美人哉 正岡子規 初卯詣 1900
葉鷄頭の三寸にして眞赤也 正岡子規 葉鶏頭 秋, 三秋 植物 1900
築地青く薔薇紅の館かな 正岡子規 薔薇 夏, 初夏 植物 1900
小＊＊の山を下るや蚊喰鳥 正岡子規 蝙蝠 夏, 三夏 動物 1900
宮相撲九紋龍と名のりける 正岡子規 相撲取 1900
じゅずだまの小道盡きたり曼珠沙華 正岡子規 1900
瓜小屋に人あるさまの草履哉 正岡子規 瓜 夏, 晩夏 植物 1900
山吹や荷をおろしたる蜆売 正岡子規 山吹 春, 晩春 植物 1900
夏頭巾口をつぐみて一句なし 正岡子規 夏帽子 夏, 三夏 生活 1900
犬の聲靴の音長き夜なりけり 正岡子規 夜長 秋, 三秋 時候 1900
菖蒲湯や男の子つれたる女親 正岡子規 菖蒲湯 夏, 仲夏 生活 1900
蛍狩早苗を盗み帰りけり 正岡子規 蛍 夏, 仲夏 動物 1900
破垣や行きあふ猫のいどみ顔 正岡子規 猫の恋 春, 初春 動物 1900
病室の煖爐の側や福壽草 正岡子規 福寿草 植物 1900
幾久しき秋の契りや堅魚節 正岡子規 秋 秋, 三秋 時候 1900
春浅く乳も涙も氷りけり 正岡子規 春浅し 春, 初春 時候 1900
水草の花咲く池や寺の庭 正岡子規 水草の花 夏, 三夏 植物 1900
軍艦の海苔麁朶に遠く掛りけり 正岡子規 海苔 春, 初春 植物 1900
名も知らぬ春の小鳥や腹青き 正岡子規 春 春, 三春 時候 1900
木槲の落葉掃きたる茶の湯哉 正岡子規 1900
醉蟹や新年會の殘り酒 正岡子規 新年 時候 1900
奈良に寐る絹の蒲團や鹿の聲 正岡子規 鹿 秋, 三秋 動物 1900
活版の誤植や萩に荻交る 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 1900
蜻蛉や日本一の大眼玉 正岡子規 蜻蛉 秋, 三秋 動物 1900
秋もはや松蕈飯のなごり哉 正岡子規 松茸 秋, 晩秋 植物 1900
桐落ちて庵の障子の破れ哉 正岡子規 桐一葉 秋, 初秋 植物 1900
夏服に白きチョッキの好みあり 正岡子規 夏服 夏, 三夏 生活 1900
梅雨に入る椎の木陰の葵哉 正岡子規 入梅 夏, 仲夏 時候 1900
客観の蛙飛んで主観の蛙鳴く 正岡子規 蛙 春, 三春 動物 1900
冬を待ついくさの後の舎營哉 正岡子規 冬近し 1900
菜種散る泥の小道の轍哉 正岡子規 菜の花 春, 晩春 植物 1900
釣針のひつかゝりたる花藻哉 正岡子規 藻の花 夏, 仲夏 植物 1900
山人はすさめぬ山のいちご哉 正岡子規 苺 夏, 初夏 植物 1900
西隣陸の筍伸びにけり 正岡子規 筍 夏, 初夏 植物 1900
錢湯を出づる美人や松の内 正岡子規 松の内 時候 1900
畑打や遠の畔道行く柩 正岡子規 畑打 春, 三春 生活 1900
紫の袴をつけし春日かな 正岡子規 1900
浮草に河童恐るゝ泳ぎ哉 正岡子規 萍 夏, 三夏 植物 1900
薬降る園や山吹咲き残る 正岡子規 薬の日 1900
葉鷄頭の錦を照す夕日哉 正岡子規 葉鶏頭 秋, 三秋 植物 1900
薔薇いけし喫煙室の机かな 正岡子規 薔薇 夏, 初夏 植物 1900
寝ぬ恋の眠たき節や茶摘歌 正岡子規 茶摘唄 1900
草紅葉ばつたが宿は荒にけり 正岡子規 紅葉 秋, 晩秋 植物 1900
村角力九紋龍とぞ名のりけり 正岡子規 相撲取 1900
粟畑や家遠くして小鳥網 正岡子規 粟 秋, 仲秋 植物 1900
棗多き古家買ふて移りけり 正岡子規 棗 1900
山吹を三たびめぐつて蝶去りぬ 正岡子規 山吹 春, 晩春 植物 1900
鐘の音の輪をなして來る夜長哉 正岡子規 夜長 秋, 三秋 時候 1900
料理屋の厠うつくし八重桜 正岡子規 八重桜 春, 晩春 植物 1900
いな子燒く香やこほろきの鳴止ぬ 正岡子規 蟋蟀 秋, 三秋 動物 1900
菖蒲湯や病おこたるかんの君 正岡子規 菖蒲湯 夏, 仲夏 生活 1900
暮を待つ兄弟の子や釣花火 正岡子規 花火 秋, 初秋 生活 1900
福壽草の蕾をいぢる机かな 正岡子規 福寿草 植物 1900
誰が家の戸叩く音ぞ夜半の秋 正岡子規 秋 秋, 三秋 時候 1900
白き花赤き花秋立にけり 正岡子規 立秋 秋, 初秋 時候 1900
病床の匂袋や浅き春 正岡子規 春浅し 春, 初春 時候 1900
水草の花蝶々に似たりけり 正岡子規 水草の花 夏, 三夏 植物 1900
味噌和を用ゐる春の料理哉 正岡子規 春 春, 三春 時候 1900
木犀の落葉掃きけり白丁花 正岡子規 1900
春日野の宿屋を出るや鹿に逢ふ 正岡子規 鹿 秋, 三秋 動物 1900
蜆買ふ長屋の窓の高さ哉 正岡子規 蜆 春, 三春 動物 1900
伏して念ふ雛の如き御契 正岡子規 雛 1900
萬葉の輪講會や萩の花 正岡子規 萩 秋, 初秋 植物 1900
下駄ありて人なき池の花藻哉 正岡子規 藻の花 夏, 仲夏 植物 1900
お梅見の白粉厚き寒さかな 正岡子規 梅 春, 初春 植物 1900
桐落ちて椶櫚緑なる小庭哉 正岡子規 桐一葉 秋, 初秋 植物 1900
人をして毛虫取らしむ庭の松 正岡子規 毛虫 夏, 三夏 動物 1900
蛙なく苗代小田となりにけり 正岡子規 蛙 春, 三春 動物 1900
冬を待つ用意かしこし四疊半 正岡子規 冬近し 1900
飼鳥の餌にする菜種折にけり 正岡子規 菜の花 春, 晩春 植物 1900
田の中や芹摘みて去る足の跡 正岡子規 芹 春, 三春 植物 1900
旅人のいちごくひたる跡もあり 正岡子規 苺 夏, 初夏 植物 1900
おくればせに朝顏蒔きつまだ生えず 正岡子規 朝顔 秋, 初秋 植物 1900
錢湯を早くしまふや松の内 正岡子規 松の内 時候 1900
経を講しあるは畑打ち釣を垂れ 正岡子規 畑打 春, 三春 生活 1900
韓王の行列来る春日哉 正岡子規 1900
山本の小屋を覗けば添水哉 正岡子規 1900
痩馬をかざり立てたる初荷哉 正岡子規 初荷 生活 1900

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