俳句一覧

俳句の一覧です。

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俳句 作者 季語 季節 分類 年
鳥の親に中將湯や糞づまり 正岡子規 1902
かち栗もごまめも君を祝ひけり 正岡子規 1901
高台に家構へたるつゝじかな 正岡子規 1901
味噌つくる余り麹や一夜酒 正岡子規 一夜酒 1901
萬歳や三河町出て淡路町 正岡子規 万歳 生活 1901
二日灸和尚は灸の上手なり 正岡子規 二日灸 春, 仲春 生活 1901
一群の托鉢僧や五月晴 正岡子規 五月晴 夏, 仲夏 天文 1901
椎の木に鶯鳴くや五月晴 正岡子規 五月晴 夏, 仲夏 天文 1901
満園の露日に動く五月晴 正岡子規 五月晴 夏, 仲夏 天文 1901
病床をそと移しけり五月晴 正岡子規 五月晴 夏, 仲夏 天文 1901
露店の傘負け顔や五月晴 正岡子規 五月晴 夏, 仲夏 天文 1901
五月雨や上野の山も見あきたり 正岡子規 五月雨 夏, 仲夏 天文 1901
五月雨や棚へとりつくものゝ蔓 正岡子規 五月雨 夏, 仲夏 天文 1901
五月雨や畳に上る青蛙 正岡子規 五月雨 夏, 仲夏 天文 1901
五月雨や背戸に落ちあふ傘と傘 正岡子規 五月雨 夏, 仲夏 天文 1901
根だ搖く川辺の宿や五月雨 正岡子規 五月雨 夏, 仲夏 天文 1901
病人に鯛の見舞や五月雨 正岡子規 五月雨 夏, 仲夏 天文 1901
病人の枕ならべて五月雨 正岡子規 五月雨 夏, 仲夏 天文 1901
大三十日愚なり元日猶愚也 正岡子規 元日 時候 1901
霜なくて曇る八十八夜かな 正岡子規 八十八夜 春, 晩春 時候 1901
小百姓冬物買ひに出たりけり 正岡子規 冬 冬, 三冬 時候 1901
新しき錢湯出來つ冬の町 正岡子規 冬 冬, 三冬 時候 1901
朝な朝な粥くふ冬となりにけり 正岡子規 冬 冬, 三冬 時候 1901
物の寂猿簔冬にはじまりぬ 正岡子規 冬 冬, 三冬 時候 1901
菓物に乏しくもあらず冬の庵 正岡子規 冬 冬, 三冬 時候 1901
まだ解けぬ氷に人の往来かな 正岡子規 凍解 春, 晩春 地理 1901
氷解けて初めて船を見る江かな 正岡子規 凍解 春, 晩春 地理 1901
氷解けて水の流るゝ音すなり 正岡子規 凍解 春, 晩春 地理 1901
氷解けて江を溯る蒸汽かな 正岡子規 凍解 春, 晩春 地理 1901
氷解けて渡しに舟もなかりけり 正岡子規 凍解 春, 晩春 地理 1901
氷解けて湖辺の路の往来かな 正岡子規 凍解 春, 晩春 地理 1901
氷解けて馬に水かふ胡人かな 正岡子規 凍解 春, 晩春 地理 1901
胡地に入って氷流るゝ江を見たり 正岡子規 凍解 春, 晩春 地理 1901
蛤の口より伊勢の初日哉 正岡子規 初日 天文 1901
サソハレテ妻ヲヤリケリ二ノ替 正岡子規 初芝居 生活 1901
春木座へさそはれ行やはつ芝居 正岡子規 初芝居 生活 1901
桑の芽の遅き在所や別霜 正岡子規 別れ霜 1901
雑炊のこれを名残や別霜 正岡子規 別れ霜 1901
明月ノ豆盗人ヲ照シケリ 正岡子規 名月 秋, 仲秋 天文 1901
明月ヤ枝豆ノ林酒ノ池 正岡子規 名月 秋, 仲秋 天文 1901
惡ノ利ク女形ナリ唐辛子 正岡子規 唐辛子 秋, 三秋 植物 1901
買ひに往て絵の気に入らぬ団扇かな 正岡子規 団扇 夏, 三夏 生活 1901
虫くひの系図の本も干されけり 正岡子規 土用干 1901
一つ長く一つ短しつくづくし 正岡子規 土筆 春, 仲春 植物 1901
土筆煮て飯くふ夜の台所 正岡子規 土筆 春, 仲春 植物 1901
道のべにたまたま土筆一つかな 正岡子規 土筆 春, 仲春 植物 1901
椽端や虫歯抱へて夏の月 正岡子規 夏の月 夏, 三夏 天文 1901
夏山の骨とも見ゆる巌かな 正岡子規 夏山 1901
夏山を上り下りの七湯かな 正岡子規 夏山 1901
夏山を出て善光寺平かな 正岡子規 夏山 1901
夏近く薔薇咲いて居る杉垣根 正岡子規 夏近し 春, 晩春 時候 1901
盗人の昼も出るてふ夏野かな 正岡子規 夏野 夏, 三夏 地理 1901
夕桜何がさはつて散りはじめ 正岡子規 1901
夕顔ノ垣根覗キソ美人禅 正岡子規 夕顔 夏, 晩夏 植物 1901
夕顏ノ實ニ富ヲ得シ話カナ 正岡子規 夕顔の実 秋, 初秋 植物 1901
夕顏ノ實ヲフクベトハ昔カナ 正岡子規 夕顔の実 秋, 初秋 植物 1901
夕顏ノ愚ニ及バザルフクベカナ 正岡子規 夕顔の実 秋, 初秋 植物 1901
成佛ヤ夕顏ノ顔ヘチマノ屁 正岡子規 夕顔の実 秋, 初秋 植物 1901
棚一ツ夕顔フクベヘチマナンド 正岡子規 夕顔の実 秋, 初秋 植物 1901
珍客に夕顔の實を見せ申す 正岡子規 夕顔の実 秋, 初秋 植物 1901
鄙ノ宿夕顏汁ヲ食ハサレシ 正岡子規 夕顔の実 秋, 初秋 植物 1901
雨ノ日ヲ夕顔ノ實ノナガメカナ 正岡子規 夕顔の実 秋, 初秋 植物 1901
驚クヤ夕顏落チシ夜半ノ音 正岡子規 夕顔の実 秋, 初秋 植物 1901
母ト二人イモウトヲ待ツ夜寒カナ 正岡子規 夜寒 秋, 晩秋 時候 1901
破垣ニ灯見ユル家ノ夜寒カナ 正岡子規 夜寒 秋, 晩秋 時候 1901
虫ノ音ノ少クナリシ夜寒カナ 正岡子規 夜寒 秋, 晩秋 時候 1901
蚊帳ツラデ畫美人見ユル夜寒カナ 正岡子規 夜寒 秋, 晩秋 時候 1901
名所を行くや大根の花盛 正岡子規 大根の花 春, 晩春 植物 1901
大根の花に神鳴る初かな 正岡子規 大根の花 春, 晩春 植物 1901
大根の花咲く雨や間居の詩 正岡子規 大根の花 春, 晩春 植物 1901
侍のしばし見て去る矢数かな 正岡子規 大矢数 夏, 初夏 生活 1901
名を記す矢数の主のほまれかな 正岡子規 大矢数 夏, 初夏 生活 1901
時鳥聞かず顔なる矢数かな 正岡子規 大矢数 夏, 初夏 生活 1901
篝燃えて既に矢数の用意かな 正岡子規 大矢数 夏, 初夏 生活 1901
夜涼如水天ノ川邊ノ星一ツ 正岡子規 天の川 秋, 初秋 天文 1901
雨ノ日や皆倒レタル女郎花 正岡子規 女郎花 秋, 初秋 植物 1901
居る程の小鴨動かぬ浮寝かな 正岡子規 子鴨 1901
かんじきに馴れたる奥の女かな 正岡子規 寒食 春, 晩春 生活 1901
山吹に燃えて尽きたる屑火かな 正岡子規 山吹 春, 晩春 植物 1901
山吹の雨やガラスの窓の外 正岡子規 山吹 春, 晩春 植物 1901
山吹やいくら折つても同じ枝 正岡子規 山吹 春, 晩春 植物 1901
山吹や三角の蕾一列に 正岡子規 山吹 春, 晩春 植物 1901
山吹や何がさはつて散りはじめ 正岡子規 山吹 春, 晩春 植物 1901
山焼きの爺を鬼爺と思ひけり 正岡子規 1901
山焼くよと門に彳む独言 正岡子規 1901
湯の山も田上も焼くや雨近み 正岡子規 1901
遠山の焼くる火見えて夕淋し 正岡子規 1901
年玉を竝べて置くや枕もと 正岡子規 年玉 生活 1901
病床に日毎餅食ふ彼岸かな 正岡子規 彼岸 春, 仲春 時候 1901
オ萩クバル彼岸ノ使行キ逢ヒヌ 正岡子規 後の彼岸 1901
梨腹モ牡丹餅腹モ彼岸カナ 正岡子規 後の彼岸 1901
新しき茶を煎じけり玉の露 正岡子規 新茶 夏, 初夏 生活 1901
次韻して謝する新茶の絶句かな 正岡子規 新茶 夏, 初夏 生活 1901
羊羹の甘きを好む新茶かな 正岡子規 新茶 夏, 初夏 生活 1901
餓鬼モ食ヘ闇ノ夜中ノ鰌汁 正岡子規 施餓鬼 秋, 初秋 行事 1901
パン売の太鼓も鳴らず日の永き 正岡子規 日永 春, 三春 時候 1901
追込の鳥早く寝る日永かな 正岡子規 日永 春, 三春 時候 1901
洛陽の春色動く埃かな 正岡子規 春 春, 三春 時候 1901
筍に虫歯痛みて暮の春 正岡子規 春の暮 春, 三春 時候 1901
春の水鯉の活きたる盥かな 正岡子規 春の水 春, 三春 地理 1901

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