俳句一覧

俳句の一覧です。

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俳句 作者 季語 季節 分類 年
川セミノ去テ柳ノ夕日哉 正岡子規 翡翠 夏, 三夏 動物 1902
ナリ初メシ自家ノ葡萄ヲ侑メケリ 正岡子規 葡萄 秋, 仲秋 植物 1902
蓬莱ノ松ノ茂リヤ鶴百羽 正岡子規 蓬莱 生活 1902
夏の月大長刀の光哉 正岡子規 夏の月 夏, 三夏 天文 1902
鷹鳩になる還暦の祝かな 正岡子規 1902
両岸ノ人家朧ニ下リ舟 正岡子規 朧 春, 三春 天文 1902
謠初近くきこゆる鼓かな 正岡子規 1902
時鳥辞世の一句なかりしや 正岡子規 時鳥 夏, 三夏 動物 1902
活きた目をつゝきに来るか蝿の飛ぶ 正岡子規 1902
夜涼如水三味引キヤメテ下リ舟 正岡子規 夜の秋 夏, 晩夏 時候 1902
今流行ル馬ノ病ヤ摩耶参 正岡子規 摩耶詣 春, 仲春 行事 1902
婆殿の念仏講や蚕飼時 正岡子規 蚕飼 春, 晩春 生活 1902
糞づまりならば卯の花下しませ 正岡子規 卯の花 夏, 初夏 植物 1902
御連枝の末まで秋の錦かな 正岡子規 紅葉 秋, 晩秋 植物 1902
正月の末にとゞきぬ支那みかん 正岡子規 正月 時候 1902
引き出だす弊に牡丹の飾り花車 正岡子規 牡丹 夏, 初夏 植物 1902
画き終へて昼寝も出来ぬ疲れかな 正岡子規 昼寝 夏, 三夏 生活 1902
八方ヘ松ノ茂リヤ杖百本 正岡子規 茂 夏, 三夏 植物 1902
化物の名所通るや春の雨 正岡子規 春の雨 春, 三春 天文 1902
夏野行ク人や天狗ノ面ヲ負フ 正岡子規 夏野 夏, 三夏 地理 1902
カナリヤの卵腐りぬ五月晴 正岡子規 五月晴 夏, 仲夏 天文 1902
草市ヤ雨ニ濡レタル蓮ノ花 正岡子規 草市 1902
苗代や第一番は善通寺 正岡子規 苗代 春, 晩春 地理 1902
春の夜や無紋あやしき小提灯 正岡子規 春の夜 春, 三春 時候 1902
辛崎ノ松ハ片カレ片茂リ 正岡子規 茂 夏, 三夏 植物 1902
百合ノ花田舎臭キヲ愛スカナ 正岡子規 1902
川セミノ来ヌ日柳ノ嵐カナ 正岡子規 翡翠 夏, 三夏 動物 1902
吹キ下ス妙義ノ霧ヤ葡萄園 正岡子規 葡萄 秋, 仲秋 植物 1902
蓬莱も家越車や松の内 正岡子規 蓬莱 生活 1902
鷹鳩に雀の代とぞなりにける 正岡子規 1902
大仏ノ目ニハ吾等モ朧カナ 正岡子規 朧 春, 三春 天文 1902
ノドカサニ昼餉モ食ハデ歩キケリ 正岡子規 長閑 春, 三春 時候 1902
鳥の子の飛ふ時親はなかりけり 正岡子規 1902
女郎花女なからも一人前 正岡子規 女郎花 秋, 初秋 植物 1902
大岩の穴より見ゆる秋の海 正岡子規 秋の海 秋, 三秋 地理 1902
朝顔や我に寫生の心あり 正岡子規 朝顔 秋, 初秋 植物 1902
馬カザル心ヤサシヤ摩耶参 正岡子規 摩耶詣 春, 仲春 行事 1902
下総ノ国ノ低サヨ春ノ水 正岡子規 春の水 春, 三春 地理 1902
閑子鳥三個ノ秘事ハ伝絶エヌ 正岡子規 閑古鳥 1902
寝どころも無き賤が家の蚕棚かな 正岡子規 蚕飼 春, 晩春 生活 1902
猩臙脂に何ませて見ん牡丹かな 正岡子規 牡丹 夏, 初夏 植物 1902
八方ヘ茂リ広ガル松二杖 正岡子規 茂 夏, 三夏 植物 1902
律院の苔の光や春の雨 正岡子規 春の雨 春, 三春 天文 1902
三浦の介上総の介や泊り山 正岡子規 泊り山 1902
夏草にまだ見ぬ人の行へ哉 正岡子規 夏草 夏, 三夏 植物 1902
閣に座して海苔採舟の眺め哉 正岡子規 海苔 春, 初春 植物 1902
薔薇を剪る鋏刀の音や五月晴 正岡子規 五月晴 夏, 仲夏 天文 1902
土佐カ昼ノ人丸兀ゲシ忌日カナ 正岡子規 人丸忌 春, 晩春 行事 1902
家を出でゝ土筆摘むのも何年目 正岡子規 土筆 春, 仲春 植物 1902
紅梅の落花をつまむ畳哉 正岡子規 紅梅 春, 初春 植物 1902
をととひのへちまの水も取らざりき 正岡子規 糸瓜 秋, 三秋 植物 1902
金ピラノ社ヲカクス茂カナ 正岡子規 茂 夏, 三夏 植物 1902
春の野や女四五人弁当持 正岡子規 春野 1902
蝶々ヤ駅々ノ子守歌 正岡子規 蝶 春, 三春 動物 1902
百合持ツテ来タル田舎ノ使カナ 正岡子規 1902
川セミノ来ル柳ヲ愛スカナ 正岡子規 翡翠 夏, 三夏 動物 1902
黒キマデニ紫深キ葡萄カナ 正岡子規 葡萄 秋, 仲秋 植物 1902
家越シテ椿ノ蕾ウレシカリ 正岡子規 椿 春, 三春 植物 1902
朧野ヤ朧ヲ破ル藁砧 正岡子規 朧 春, 三春 天文 1902
ノドカサヤ案内者ツレシ田舎者 正岡子規 長閑 春, 三春 時候 1902
馬ノ灸ノ張紙出タリ摩耶参 正岡子規 摩耶詣 春, 仲春 行事 1902
春ノ水都ニ入リテ濁リケリ 正岡子規 春の水 春, 三春 地理 1902
川越えて桑つみに行蚕飼哉 正岡子規 蚕飼 春, 晩春 生活 1902
案内者も我等も濡れて花の雨 正岡子規 花の雨 春, 晩春 天文 1902
八方ヘ茂レル松ヤ杖百本 正岡子規 茂 夏, 三夏 植物 1902
稽古する腹切の場や春の雨 正岡子規 春の雨 春, 三春 天文 1902
夏草や吉次をねらふ小盗人 正岡子規 夏草 夏, 三夏 植物 1902
俳諧の仏千句の安居哉 正岡子規 夏籠 1902
六田越えて花に急ぐや一の坂 正岡子規 花 春, 晩春 植物 1902
橘ノ曙覚ノ庵ヤ人丸忌 正岡子規 人丸忌 春, 晩春 行事 1902
日本の春の名残や豆腐汁 正岡子規 春 春, 三春 時候 1902
杉菜多キ堤ニ出タリ土筆狩 正岡子規 土筆 春, 仲春 植物 1902
江戸詰モ已ニ久シヤ蜆汁 正岡子規 蜆 春, 三春 動物 1902
紅梅の鉢や寝て見る置処 正岡子規 紅梅 春, 初春 植物 1902
痰一斗絲瓜の水も間にあはず 正岡子規 糸瓜 秋, 三秋 植物 1902
釣床ニ夕日漏リ来ル茂リカナ 正岡子規 茂 夏, 三夏 植物 1902
おくればせに蓬摘む也彼岸過 正岡子規 彼岸 春, 仲春 時候 1902
蝶飛ブヤアダムモイブモ裸也 正岡子規 蝶 春, 三春 動物 1902
百姓ノ土塀ニ沿フテ百合ノ花 正岡子規 1902
川セミノ池ヲ巡リテ皆柳 正岡子規 翡翠 夏, 三夏 動物 1902
転居シテ椿咲ク庭梅ちる戸 正岡子規 椿 春, 三春 植物 1902
末遂ゲヌ恋ノ始ヤオボロナル 正岡子規 朧 春, 三春 天文 1902
取リ残ス棚ノ糸瓜ヤオボロ月 正岡子規 朧月 春, 三春 天文 1902
修復成る神杉若葉藤の花 正岡子規 若葉 夏, 初夏 植物 1902
義仲寺へ乙州つれて夏花摘 正岡子規 夏花摘 三夏 1902
よひよひの鼓の音や松の内 正岡子規 松の内 時候 1902
十二橋どちら向いても春の月 正岡子規 春の月 春, 三春 天文 1902
春水ヤ囲ヒ分ケタル金魚ノ子 正岡子規 春の水 春, 三春 地理 1902
田を売りて今年始むる蚕飼かな 正岡子規 蚕飼 春, 晩春 生活 1902
陽炎や日本の土に殯 正岡子規 陽炎 春, 三春 天文 1902
案内者も紳士も濡れて花の雨 正岡子規 花の雨 春, 晩春 天文 1902
墓ノ木ハ茂リヌ玉ヤ腐ルラン 正岡子規 茂 夏, 三夏 植物 1902
菜種の実はこべらの実もくはずなりぬ 正岡子規 夏草 夏, 三夏 植物 1902
我病んで花の句も無き句帖かな 正岡子規 花 春, 晩春 植物 1902
昔絵の春や弁慶藤娘 正岡子規 春 春, 三春 時候 1902
病床を三里はなれて土筆取 正岡子規 土筆 春, 仲春 植物 1902
鬚剃ルヤ上野ノ鐘ノ霞ム日ニ 正岡子規 鐘霞む 春, 三春 天文 1902
紅梅や平安朝の女だち 正岡子規 紅梅 春, 初春 植物 1902
絲瓜咲て痰のつまりし佛かな 正岡子規 糸瓜 秋, 三秋 植物 1902
門ヲ入リテ木々ノ茂リヤ家遠シ 正岡子規 茂 夏, 三夏 植物 1902

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