俳句 | wareki | year | 作者 |
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又一人頬かふり行く秋の雨 | 明治25 | 1892 | 正岡子規 |
山を焼く煙の中や帰る雁 | 明治25 | 1892 | 正岡子規 |
月を見る背中に吹くや秋の風 | 明治25 | 1892 | 正岡子規 |
ゐの花は葉末にさかぬ風情哉 | 明治25 | 1892 | 正岡子規 |
ちこ一人御手なふるや桃の花 | 明治25 | 1892 | 正岡子規 |
松に身をすつて鳴けり雨の鹿 | 明治25 | 1892 | 正岡子規 |
桐の木に家あらはるゝ小路哉 | 明治25 | 1892 | 正岡子規 |
鹿笛を覺えて鹿を鳴かせばや | 明治25 | 1892 | 正岡子規 |
一ツ葉の緑といへぬ黒さかな | 明治25 | 1892 | 正岡子規 |
死んだ子の道具とり出す日永かな | 明治25 | 1892 | 正岡子規 |