秋の月である。春の花、冬の雪とともに日本の四季を代表する。ただ月といえば秋の月をさすのは、秋から冬にかけて空が澄み、月が明るく大きく照りわたるからである。
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秋の月である。春の花、冬の雪とともに日本の四季を代表する。ただ月といえば秋の月をさすのは、秋から冬にかけて空が澄み、月が明るく大きく照りわたるからである。
俳句 | 作者 | 季節 | 分類 | 和暦 | 西暦 |
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空城や人なき月に汐の音 | 正岡子規 | 秋 | 明治28 | 1895 | |
笛の音に月落ちかゝる砦哉 | 正岡子規 | 秋 | 明治28 | 1895 | |
精進のこよひに落ちて月の客 | 正岡子規 | 秋 | 明治28 | 1895 | |
藍色の海の上なり須磨の月 | 正岡子規 | 秋 | 明治28 | 1895 | |
觀念の月晴れにけり我一人 | 正岡子規 | 秋 | 明治28 | 1895 | |
鶴鳴いて月の都を思ふかな | 正岡子規 | 秋 | 明治28 | 1895 | |
犬吠えて月傾きぬ天王寺 | 正岡子規 | 秋 | 明治27 | 1894 | |
砲やんで月腥し山の上 | 正岡子規 | 秋 | 明治27 | 1894 | |
祇王寺の月に何泣く經罷めて | 正岡子規 | 秋 | 明治27 | 1894 | |
船沈みてあら波月を碎くかな | 正岡子規 | 秋 | 明治27 | 1894 |