霜くすべ

晩春、桑の葉が出て茎が伸びるころに、急に霜が降りすっかり桑の葉が黒くなって枯れることがある。そこで群馬・長野地方の養蚕家は晴れあがって霜の来そうな晩には、かねて畦に用意しておいた青柴や籾殻、松葉などを焚いて煙幕を作り霜害を防いだ。これを霜くすべという。

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