貝寄風

大阪四天王寺の聖霊会（旧暦二月二十二日）のころに吹く季節風をいう。四天王寺の聖霊会では、供華の筒花を住吉の浜に吹き寄せられた貝殻で作る。このことから、このころに吹く西風を貝寄風という。長くは続かないが、かなりの強い風である。

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季語貝寄風の俳句

俳句 作者 季節 分類 和暦 西暦
貝寄ノ風ニカクヨル玉藻カナ 正岡子規 春 明治35 1902
貝寄ノ風ニタヾヨフ玉藻カナ 正岡子規 春 明治35 1902
貝寄ノ風敷波ノ汀カナ 正岡子規 春 明治35 1902
貝よせや磯は花貝さくら貝 正岡子規 春 明治26 1893
力なき風とは見えてよせる貝 正岡子規 春 明治25 1892
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