独活

ウコギ科に属する多年草で山野に自生。葉は大型の羽状で夏の終りから秋にかけて球状の白い小花をつけ、高さは二メートル近くにもなる。栽培のものは土や籾殻などでおおい肥料を与えて作られる。春、若い茎を食用とし吸い物を始めとして、酢の物、和え物、糠漬、味噌漬などと用途は広い。何といっても自生の独活の香気と歯ざわりにかなわない。

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季語独活の俳句

俳句 作者 季節 分類 和暦 西暦
独活ひとり御膳に山の匂ひ哉 正岡子規 明治26 1893
大名の独活刈たしとの給ひぬ 正岡子規 明治25 1892