浦島草

サトイモ科テンナンショウ属多年草。全国の湿った草地や落葉樹の林内に自生する。太い茎が直立し、深く裂けた大きな葉を数枚つける。茎の途中から花柄を出し、その先に暗紫色の仏焔包がつき、その中に肉質の花穂をつける。花穂の先が長いひも状になって仏焔包から出ているのを、浦島太郎の釣り糸に見立てた名前。草丈は二十〜五十センチ。林中で見かけるとその色や形に少しギョっとする。

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季語浦島草の俳句

俳句 作者 季節 分類 和暦 西暦
枕もと浦島草を活けてけり 正岡子規 明治28 1895