支倉忌

伊達正宗の家臣で、慶長遣欧使節の大使、支倉常長の忌日。洗礼名はドン・フィリッポ・フランシスコ。陰暦七月一日。支倉は、政宗の命を受け、イスパニア人の宣教師ルイス・ソテロと伴に、通商交渉を目的として慶長十八年(一六一三)イスパニアを経てローマに赴いた。イスパニア国王フェリペ三世とローマ教皇パウルス五世に謁見するが、イスパニアとの交渉は成功せず、元和六年(一六二〇)帰国した。帰国時には日本ではすでに禁教令が出される事態となっており、元和八年(一六二二)失意のうちに五十二歳で没した。

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