卯槌

卯杖に準ずるもので、正月初卯の日に糸所から天皇に献上する。桃の木で長さ三寸ほどの四角柱を形どり、中心部に穴をあけて五色の糸を長く垂らす。室内の柱に掛けたり、腰に付けたりすれば災いが避けられるとされ、後宮や貴族の家でも贈答しあう習わしがあった。

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