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夜寒

夜更けになると感じられる寒さ。日中感じられない寒さも、夜になると冷えて寒さが際立つ。「朝寒」とは異なり、古くから詩歌に詠まれてきた。「寒き夜」、「夜寒き」は冬である。

季節:

分類:

alias:

宵寒, 夜寒さ, 夜を寒み

季語夜寒の俳句

俳句	作者	季節	分類	和暦	西暦
汽車の音の近く聞ゆる夜寒哉	正岡子規	秋		明治31	1898
犬を追ふ夜寒の門や按摩呼ぶ	正岡子規	秋		明治31	1898
狐鳴く聲と聞くからに夜寒哉	正岡子規	秋		明治31	1898
碁の音の林に響く夜寒かな	正岡子規	秋		明治31	1898
船に寐て行李を枕の夜寒哉	正岡子規	秋		明治31	1898
地震して温泉涸れし町の夜寒哉	正岡子規	秋		明治30	1897
夜を寒み猫呼びありく隣家の女	正岡子規	秋		明治30	1897
夜を寒み猫呼ひてあるく鄰家の女	正岡子規	秋		明治30	1897
小便に行けば月出る夜寒哉	正岡子規	秋		明治30	1897
廣き間にひとり書讀む夜寒哉	正岡子規	秋		明治30	1897

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