朧灯ヲ見ナガラ歩行ク疲レ足 大空は夜半も霞むやおほろ月 男がほろ酔い加減で帰宅するなり、部屋の中にごろりと横になる。そのまま足を動かしながら指貫を脱いでいる。外は朧月夜。静かで艶な春の夜の情景である。 作者: 与謝蕪村季節: 春季語: 朧月