花筏

ミズキ科ハナイカダ属の落葉低木。本州、四国、九州の山地に自生し、高さは二メートルくらいになる。葉は長さ十センチほどの楕円形で互生する。晩春、葉の表面の葉脈に緑色の小さな四弁の花をつける。雄花は四、五個固まって咲き、雌花は一つだけ咲く。

水面に散った桜がかたまりとなって、優雅に流れるさまをいう。流れる様子を筏に見立てての言葉。花の散りかかる筏を言う場合もある。

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