直会祭

陰暦正月十三日、愛知県稲沢市の国府宮神社境内にて行われる。晒し、白褌、白足袋姿の数千人の厄年の男たちが群れをなし、素裸の神男に触れて厄を落とそうと揉みあう勇壮な祭。「国府宮のはだか祭」として知られる。しかし、これは江戸時代末期に始まったもので、もとは、翌朝三時に斎行される「夜儺追神事」が本義という。七六七年、称徳天皇が全国の国分寺に悪疫退散祈願の勅令を発したおり、尾張国司が厄払いをしたのが始まりとされる。

分類: