已に春ちる露見えて松の月 古沼の芥に春の小魚かな 道の片側だけ家並みの続く町はずれ。反対側の空き地には、色も鮮やかに染め上げられた更紗が干してある。折りしも吹き過ぎる春風の心地よさよ。 作者: 与謝蕪村季節: 春季語: 春の風