富士垢離

修験者が、富士の山開きを待って富士に入る前に身を清めること。富士の山開きは陰暦の六月一日だったので、五月晦日がその日に当たる。富士に詣でることがなくても、水垢離をとって行をおこなえば富士垢離とされた。

季節: 
分類: 

季語富士垢離の俳句

俳句 作者 季節 分類 和暦 西暦
富士垢離は倶利迦羅紋の男哉 正岡子規 明治31 1898
不二垢離にゆふべの夢を洗ひけり 正岡子規 明治26 1893